宮崎 どげんかせんとい館 は、現在準備中です。
2020/01/17 19:32
宮崎市から車で約1時間、国道を西に向かい山間の長閑な景色を眺めながら「須木」へ。山道から少し下った所にポツンと立つ作業場。周囲は鳥の鳴き声や風を受けた葉音が心地よく聞こえる自然の中に徳永農園はある。
地元に根を張り、地元の自慢の作物を地元で加工し、それを発信することを信条に様々な加工品を手掛けている。
"宮崎で採れた物を宮崎で加工し発信したい”
弊社のコンセプトと合致したことにより、提携を依頼したのだが、一番の決め手はやはりその味とそれを引き出す加工技術だった。
通常、柑橘をシロップに加工する場合は、糖度を高めることにより賞味期限をより長く取得することが可能になる。しかしそれが柑橘本来の芳醇な香りや尖った酸味を弱めてしまうデメリットもある。
具体的な加工法は語ることはできないが、いくつかの方法で加工することにより糖度を低く香りの芳醇な酸味の尖ったコーディアルシロップに仕上げることが出来たのだと。
もちろん、それと引き換えに賞味期限が短い(現在4か月)
彼は「手作りで小ロッドだからこそ出せるものを作ることが大切」だという。
(徳永農園:徳永 篤さん)
自分たちのような産地の田舎の人間が、大手さんと同じような物を作っても、勝てるわけがないし面白みもない。生産者と常に顔を合わせ、お互い持ちつ持たれつでやってきたからこそ、この土地でしか出せない味を出すことが自分の使命じゃないのかって照れくさそうに話す姿は実直で嘘がない。
この作業場で、徳永さんが一本一本手作りで丹精を込めてシトラスシトワールを作る。
その思いは地域の活性化と、この場所から始まる新たな挑戦でもある。